去る2017/9/5(火)サンメッセ香川にて行われた床施工講習会に参加してきました。
講師に来てくれていたのは㈱サンゲツ床材施工技術顧問、
他、床材・接着剤メーカー6社施工技術顧問の
山本幸司さん (㈲尚友舎)と
大阪内装仕上げ技能士会 副会長、
第24回大阪府技能競技大会 内装仕上げ施工 大阪府知事賞受賞者
北本信也さん(㈱FDK)
のお二方でした。この2人、とにかくいろんな資格や賞を受賞しているのですが、
すべては書ききれないため、簡単に紹介しました。
大きく分けると内装には壁紙、床、カーテンなどの窓回り、家具、照明などがありますが、
床は用途による適正や耐久性などが大変重要になってきます。
場所によっては表面強度の高い床材を張ったりしますが、
下地の状態が良くないと重量物を運んだりすると浮きはがれが発生したりします。
今回の講座ではヘリンボーン施工方法などきれいに仕上げるための施工技術だけでなく、
床を施工するのに適した下地であるかどうかの見分け方もレクチャーしてくれました。
[このような木目の張り方をヘリンボーンといいます]
特に有用だと思ったのはコンクリート下地に床材を糊で張るときに下地の水分量を簡単に測定する方法です。
●床のコンクリート下地の水分を測る方法
水分が多いコンクリート下地の上に床材を張ったらはがれの原因になります。
床の水分を測る専用の機械もありますが、大変高価な上、ほとんど市場に出回っていないので
施工前に機械を使って毎回テストをするのは現実的ではありません。
そこで使うのがバーナーを使って下地のコンクリートを炙ってみる方法です。
(一般的に床の施工をする人はバーナーを持っています。)
①コンクリートの色に変化がない場合は一般施工でよし。
②コンクリート表面が黒ずむ場合はウレタン樹脂接着剤を使用する。
③コンクリート表面に水滴が浮かぶ場合は施工不可という具合です。
●コンクリートの引っ張り強度を調べる方法
[コンクリートの引っ張り強度を測る機械]
また、コンクリートの表面強度を見極めるには、同じように専用の測定器があるのですが、
それも現実的には使えないので、他の方法で調べる方法を教えてくれました。
その方法とは、表面をカッターでひっかき、傷の深さが
①0.3mm以下ならOK
②0.3mm~0.5mmならプライマー処理をする
③0.5mm以上なら施工不可ということです。
経験豊富な技術者から教わったことは、いつか必ず活きてくると思います。
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内装リフォーム(クロス張り替え、クッションフロア張り替え、カーテン、ブラインド、ジュータン張り替え)