誰にでも家の中に自分が一番落ち着く場所があり、長年いつも座っている椅子やソファがあるのではないでしょうか?
今回はもはや身体の一部ともいえるそんな椅子やソファが怪我、じゃなくて傷んでしまったときの話です。
●クライアントは観音寺市Hさん
2018年の年末にお電話いただいたのは「年老いた母と父が住んでいる実家の椅子を直してあげたい」ということでした。
古い椅子なので予算はかけたくないけれどきれいに直せるならお願いしたいということでした。
確かに椅子の生地も色あせてしまって座面は破れてしまっています。
カリモク製のこの椅子、確かに傷んではいますが木部は傷みも歪みもなく、生地を張り替えると見違えるだろうと直感しました。
●ビクトリア夫人、サンゲツ UPから選択
今回はHさんから生地の選択を任されたので、リョーゾー社長の妻であるビクトリア夫人がサンゲツのカタログ、「UP」からチョイスしました。
この生地は比較的に手ごろな価格でありながら、えんじ色と金が高級な雰囲気を醸しています。ロイヤルという名が入っているだけあります。
●待つこと約2週間
椅子の生地張り替えは昔ほどニーズがなくなっているために職人の数が激減しているので少々時間がかかります。
そして待つこと約2週間・・・
仕上がってきました!
どうでしょうかちょっとゆったりとしたレストランか何かの椅子のようです。
光の具合で金が輝いて見えますね。Hさんも思った以上のイメージチェンジにご満足の様子でした
椅子生地の張り替え、いかがだったでしょうか?
確かに最近ではホームセンターやニトリなどの量販店で安くてそこそこの品質のものがあるので椅子の張り替えをするよりも新しいものに交換してしまったほうがコスト的にはお得かも知れません。
しかし「サスティナビリティ」が大事な価値観として取り上げられている現在、「一緒に年を取っていく椅子」が家にあること、それからそれが傷んだ時にはそれを直してくれる「いつもの椅子張りの職人さん」が身近にいるということが豊かなインテリアライフと言えるかも知れませんね。
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内装リフォーム(クロス張り替え、クッションフロア張り替え、カーテン、ブラインド、ジュータン張り替え)
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