今回はモダニズム建築好きにはたまらない、ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)をリョーゾー社長流に取り上げたいと思います。
このブログを書いた人:リョーゾー社長
●内装工事職人歴20年、一級壁装技能士、ライティングコーディネーター資格者、3Dマイホームデザイナー操作技能者
●4階建て?2階建て?迷路のような建物
最初にモダニズム建築の話をしましたが、このヨドコウ迎賓館はモダニズム建築3大巨匠のひとりフランク・ロイド・ライトが設計したことで有名です。
フランクロイドライトはあまりにも有名なのでこのブログでの解説は最小限にします。(ボロがでてもいけませんので)
フランク・ロイド・ライトは多作な建築家で生涯に400棟以上の作品を残したそうですが、現存する作品のほとんどは自国アメリカにあり、海外にあるのは日本に4件のみだそうです。
そう考えるといかに貴重な物件であるかわかるのではないでしょうか?
ヨドコウ迎賓館は芦屋の見晴らしのいい丘陵地に建っており、通称「ライト坂」を車で上るとたどり着きます。
ヨドコウ迎賓館の特徴的なところは山の頂部を余分に削ったりせず斜面に沿うようにして建てられており、平面図上では4階建てにも関わらず、断面図では2階以上に重なったところのない不思議な形状をしています。
そのうえどの部屋も統一された内装なので果たして自分がいまどのあたりにいるのかわからなくなるような、迷路のような建物でした。
●フランク・ロイド・ライトといえば・・
ゲートから玄関までのアプローチも気分を盛り上げてくれます。
そして玄関の車寄せにたどり着きます。
そしてフランク・ロイド・ライトといえば大谷石ですよね!
玄関までたどり着くまでにすでにたっぷりと大谷石の存在感を感じます。
玄関前の車寄せの天井は低く圧迫感を感じます。
入口のドアも非常に狭く、きっと室内に入ったときに解放感を感じるようにできているのでしょう。
●2F応接室と4F食堂
以下はゴージャスな2Fの応接室の内装です。
暖炉も当然大谷石です。
6角形のテーブルセットも渋いですね。
天井際には採光と換気のためか非常に小さな窓がずらっと並んでいます。
そして以下が装飾性の高い4F食堂の写真です。
●正方形のモチーフ、ぜひ探してみてください。
フランクライドライトは幾何学的なデザインを好んで使ったそうですが、私が見たこの建物にはいたるところに正方形のモチーフが使われていました。
今後ヨドコウ迎賓館にいく人はぜひ、この建物中にちりばめられた正方形をさがしてみてください。
行く予定のない人もぜひ下の写真たちから正方形をさがしてみてください。
ヨドコウ迎賓館、いかがでしたか?
建物もいいのですが、なんといってもこの建物から見える景観もいいので、ぜひ晴れた日に行ってみてくださいね。
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プロファイル:
小山良造 1976年2月17日生まれ
●芸術的職人集団、㈱R.Life代表取締役。
●壁紙の職人として起業したのち内装全般を彩る職人として活躍中。
●日々の活動やホテルの内装、重要文化財の建築を見て回ったり、海外の展示会に足を運んだりしたインテリアブログも好評。
●ちょっとした国際通。
●アウトドアスポーツが趣味。
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