最近話題のGO TOキャンペーンですが、皆さんは宿泊費が安ければどこに旅行に行きたいですか?
今回は香川県の歴史ある観光スポットである琴平町にあるホテル「琴平花壇」の内装を取材させていただきました。
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このブログを書いた人:リョーゾー社長
●内装工事職人歴20年、一級壁装技能士、ライティングコーディネーター資格者、3Dマイホームデザイナー操作技能者
●400年前から続く老舗旅館
琴平花壇の歴史は1627年の旅籠屋「備前屋」創業にさかのぼります。
江戸時代には伊勢神宮への「お蔭参り」に次いで「金比羅参り」は庶民のあこがれだったそうなので、当然全国からたくさんの旅行客が来てにぎわっていたはずです。
もちろん今でも金比羅宮は香川県の一大観光スポットですが、この琴平花壇はそのころの全盛期の面影を残している数少ない旅館の一つだと思います。
この旅館の最も特筆すべきところを上げるとすれば、和風の庭園にたたずむ数寄屋造りの離れ屋に宿泊できることです。
●泊まれる離れ屋3軒
琴平花壇はメインの宿となるモダンな宿泊棟が3棟ありますが、その3棟に囲まれるようにして和風の庭園があり、その庭園を歩いていくと点在するように数寄屋造りの平屋の離れが3軒あります。
この3軒の建物は大変古く、一番古い「泉亭」は開業時の築造といわれているとか。(改築はされている)
そして驚くことになんとこの文化財ともいえそうなこの離れ屋は実際宿泊することも可能なんだそうです。
ちょっと内部を詳しく見てみましょう。
①長生殿
丸亀藩主の茶室を移築した、最も格式が高いといわれている長生殿にはいかにも古そうなふすまや調度品があります。
三国志の名場面「三顧の礼」を描いたふすま絵は特に価値が高いためかアクリル板にて守られてはいましたが、これが余計にそそります。
床の間に飾られた堀江頼直による「寒山拾得」の三幅対。
上の調度品もきっと古くて格式あるのでしょう。(よくわからないけど)
屏風自体は古くないそうですが、貼り付けられている絵は古い掛け軸からとられたものだそうです。
風呂の天井は傘張り天井。
折り上げ格天井の和式便所も実際は結構広いです。
③延寿閣
カラス絵の欄間もみる価値あり。
こちらも風呂の天井は傘張り天井です。
③泉亭
泉亭は小さいけれど3軒の4なかでもっとも古いそうです。
和室なのにキャノピーで寝られます。
こんな古くて素敵な離れ屋に泊まれるなんて貴重な体験です。
次回は宿泊棟の内部をレポートします。お楽しみに
いかがだったでしょうか?
今回紹介したシンコールギャラリーは決して業者さん向けという訳ではなく個人のお客様も御覧いただくことができます。
ただし完全予約制なので、見てみたい方は弊社(0120-6969-33)かシンコール高松(087-882-5111)に一度ご連絡ください。
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プロファイル:
小山良造 1976年2月17日生まれ
●芸術的職人集団、㈱R.Life代表取締役。
●壁紙の職人として起業したのち内装全般を彩る職人として活躍中。
●日々の活動やホテルの内装、重要文化財の建築を見て回ったり、海外の展示会に足を運んだりしたインテリアブログも好評。
●ちょっとした国際通。
●アウトドアスポーツが趣味。
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