今回はアンティーク家具の好きな人にお伝えしたい話です。
私は2015年10月に大手ビジネスホテルチェーンの内装工事に呼ばれて約20日ほど沖縄県那覇市で仕事をしたことがあります。
そのときにレンタサイクルを借りて小一時間ほど走って行って実際にアンティーク家具のお店の方から聞いた話です。
沖縄県宜野湾市の国道58号線沿いにはアンティーク家具やビンテージ家具、雑貨のお店がたくさん並んでいます。
店の造りとしては敷居の高いアンティークショップという雰囲気ではなく、気軽に入れる雑貨屋さんのような雰囲気でした。
家具にはあまり詳しくない私が見ても「これは価値があるな」
と一目でわかる味のある家具がたくさん並んでいました。
しかもアンティークにしては安い!
そこで店の人に思い切って聞いてみたところ面白い話をしてくれました。
アメリカという国は移民の国なのでヨーロッパから移住する際に一緒に古い家具を持ってきている場合も多く、アメリカ本土にもアンティーク家具の店はだいたい各町にあるそうです。
太平洋戦争のあと、1972年の沖縄返還までの間、沖縄はアメリカの統治下におかれました。そのときにたくさんのアメリカ軍人やその家族が住んでおりアンティーク家具が市場に出回りました。
また宜野湾市には普天間基地があり、米軍払下げの家具なども放出されることで、基地の周辺にアンティーク家具屋さんが集中しているそうです。
今ではアンティーク家具があまり沖縄で手に入りにくくなったらしく、逆にアメリカのアンティークフェアまで買い付けに行っている店もありました。
アンティークとしては安いため、内地の業者さんが買いに来ることもあるそうです。
沖縄に遊びに行ったらマリンスポーツや観光も楽しいですが、アンティーク家具をみて回るのも楽しいですよ。
ちなみに「アンティーク」とは物として価値あってそのうえ100年以上経っているもののことで、それ未満のものは「ヴィンテージ」と言います。
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