今、建築の職人業界でも高齢化が進んでいます。
香川県としても平成28年7月1日に「建設業担い手確保・育成ポータルサイト」を開設したり、若年労働者に対しての賃金の一部を補助するなど、本格的に取り組んでいます。
しかし、日々建築の現場で働いている我々の感覚からすると、まだまだ若手が次々と育っているようには感じられません。
いくら行政があの手この手で呼びかけても、最終的に手とり足とり技術を伝えるのは我々職人以外にはありえません。
わたくし小山が、若手を育てながら現場作業をしていく中で一番感じることは
若手の担い手がいないというより、育てられる親方がいない
ということです。
「オヤカタ待望論」では、この視点でわたしの拙い経験を元に、私なりの考えを数回に分けて残していきたいと思います。