※今回のデータは一般社団法人 日本壁装協会の統計データをもとに算出されています。
今回作成した資料はみなさまに活用していただきたいと思い無料にて公開しております。
ただしWeb上にて添付、活用する場合には弊社のホームページリンクを必ず貼り付けてください。
下のリンクを参照元としてはりつけてください。
個人的にエクセルを使ってグラフ化したものですので中には入力間違いや操作ミスなどがあるかもしれません。
その場合はご指摘いただけたら幸いです。
●まずは壁紙出荷の大枠を可視化
日本壁装協会の統計では壁紙の出荷・生産を国産と輸入に分類してくれていますが、2019年の出荷数量ベースで言うと輸入壁紙は約0.25%であり、残りの約99.75は国産壁紙です。
そのため今回は国産の壁紙にフォーカスして可視化してみたいと思います。
また日本壁装協会の分類では出荷量と生産量を分けて記載してくれていますが、出荷量と生産量の関係は以下のグラフのようにほぼ一致していますので全体感をつかむために今回は基本的には出荷数量ベースでグラフ化してみたいと思います。
【2018年度月別出荷・生産数量】
これはまた同時に生産と出荷のリードタイムが短いことをあらわしていると思います。
●国産壁紙の材質の構成比率(2019年度)
国産の壁紙の中でも大半を占めるのが塩ビ系壁紙で全体の出荷数量の約91.02%を占めます。
これにプラスチック系壁紙(塩ビ以外)約7.79%を足すと98.81%はプラスチック系の壁紙であるといえます。
プラスチック系壁紙以外のものは国産壁紙の全体の出荷量の約1.2%に過ぎず、その内訳は紙系の壁紙が全体出荷量の約0.57%、無機質系壁紙が約0.32%、織物などの繊維系壁紙が0.22%、その他の壁紙が約0.08%となっています。
上のグラフはプラスチック系壁紙以外の国産壁紙における2002年度から2018年度の出荷数量を表しています。
織物や和紙などの紙を使った壁紙など非プラスチック系壁紙はいわゆる「ビニールクロス」が普及して以来減少の一途で、無機質系壁紙や紙系壁紙の出荷数量も2002年以降でも大きく減少しています。
無機質系壁紙は2002年と2018年を比べると約92.8%も出荷数量が減少、紙系壁紙も約77.5%減少していることがわかります。
以下のデータは自由にお使いください。(ただし参照元のリンクを貼り付けてください。)
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プロファイル:
小山良造 1976年2月17日生まれ
●芸術的職人集団、㈱R.Life代表取締役。
●壁紙の職人として起業したのち内装全般を彩る職人として活躍中。
●日々の活動やホテルの内装、重要文化財の建築を見て回ったり、海外の展示会に足を運んだりしたインテリアブログも好評。
●ちょっとした国際通。
●アウトドアスポーツが趣味。
0120-6969-33