「障子の張り替えは、どのタイミングでするのが良いのか分からない。」
このようにお考えの方はいらっしゃいるでしょうか。
障子は破損があれば張り替えるという方は多いですが、実は破損が無くても定期的に張り替える必要があります。
そこで今回は、障子を張り替えるべきタイミングについて説明します。
基本的に、障子の張り替えは5年ごとに行うことをおすすめします。
使用場所によっては、それより短い期間での張り替えが必要になる場合もあります。
また、障子が破れてしまったり、汚れてしまったりした場合は、そのタイミングで張り替えるのが良いでしょう。
また、障子の張り替えの特徴として、結婚や葬式などの冠婚葬祭のタイミングが張り替えのタイミングとなることが挙げられます。
障子は畳などと比較すると、比較的安価に張り替えができるので、頻繁に張り替えることが多い部分だと言えます。
障子紙には和紙が使用されているので、外気とのフィルターのような役割を果たします。
そのため、空気を自由に通して、空気の浄化をしてくれます。
その効果がどれくらいのものかと言うと、皮膚アレルギーを持つ方も、障子のある部屋で過ごせば、症状の緩和が見込めると言われているほどです。
このような、通気性の高さは、障子の大きな魅力だと言えるでしょう。
障子には、室内に湿気がこもるのを防ぐ効果もあります。
そのため、雨のせいで洗濯物を部屋干しする場合には、障子のある部屋に干すことで、生乾きのにおい対策につながると言われています。
あまり知られていませんが、障子の有する断熱性は、カーテンよりも高いと言われているのです。
夏は、冷房の冷気を逃がさずに涼しさを保ち、冬は暖房の暖かい空気を逃がさずに暖かさを保ってくれる効果があります。
そのため、どの季節でも快適に過ごしていただけるでしょう。
しかし、これらの効果は障子が古かったり、きちんと張れていなかったりすると、十分に発揮されません。
そのため、定期的に張り替えることで、障子の持つ効果を最大限に発揮させましょう。
今回は、障子の張り替えのタイミングについて説明しました。
基本的には5年ごと、また、傷があった場合や冠婚葬祭のタイミングで張り替えるようにしましょう。
定期的なメンテナンスをすることで、障子の持つ効果を最大限に発揮することが重要です。