新しい住まいに住み始めてから年月が経過すると住まいの経年劣化が段々と目立ち始めます。
経年劣化を放置しておくと生活に悪影響を及ぼしたり、劣化部分がさらにひどくなってリフォーム費用が高くなってしまったりする可能性があります。
今回は、経年劣化の基本的知識と経年劣化によるリフォームについてご紹介します。
経年劣化の意味をご存知ですか。
経年劣化とは、年月が経過することで品質が低下してしまうことを意味します。
例えば、和室の畳に直射日光が当たると仮定します。
晴れている日は常に畳が直射日光にさらされてしまうため、時間が経過するにつれて畳焼けが進行します。
このため、古い畳は新品の畳と比べると黄色くなってしまっています。
つまり、経年劣化とは時間が経つにつれて自然と色あせたり破損したりすることを言います。
経年劣化とよく勘違いされるのが通常損耗です。
通常損耗とは、日常生活のなかで損耗することを意味します。
先ほどと同様に畳を例にすると、日常生活のなかで畳の上を移動したり物を引きずったりしていると畳にささくれが生じます。
これが通常損耗にあたります。
また、長年置いたままにしていた机を動かすと畳がへこんでしまっているのも通常損耗です。
経年劣化は家中どこでも生じますが、その中でも特にリフォームを優先してほしい箇所についてご紹介します。
リフォームで重要になるのがグレードアップする意識です。
1つ目は、クロスです。
クロスは太陽光による日焼けや手垢などによる汚れの影響で劣化しやすいため、張り替えを行う必要があります。
古くなったクロスを張り替える時に注意してほしいのがクロスのデザインです。
デザイン性のあるクロスに張り替えることで、部屋の印象を大きく変えられます。
また、色物のクロスは経年劣化が比較的目立ちにくいため、次の張り替えを先延ばしできる可能性も高くなります。
2つ目は、水回りです。
水回りのリフォームでは、キッチンやユニットバスごと交換すると費用対効果が合わない可能性があります。
このため、低予算でグレードアップが可能な蛇口やシャワー部分などの部分交換をおすすめします。
本記事では、経年劣化についてご紹介しました。
リフォームでは、費用の上限や希望としているリフォーム内容等を専門家にしっかり伝えることが失敗しない秘訣です。
観音寺市にお住まいで、リフォームに関する疑問点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。