今回はちょっとイレギュラーなケースですが、鉄骨階段の床のシート張り替えをしました。
もともと階段の踏み面と立ち上げ面にクッションフロアを張っていましたが、なぜか立ち上げ面が浮いてきて、ほとんどくっついてない状態まではがれていました。
めくってみると、さびさびさびぃ!
踏み面がコンクリートだったので立ち上げ面もそうかと思っていたら、鉄骨だったんですね。
●さび発生を推理する!
そもそもここまでさびてしまった原因は何でしょうか?
一般的にクッションフロアというのはアクリル系エマルション形の糊で張ります。
この糊には水分が含まれています。結果的に鉄骨に対してビニールのシートで水分を閉じ込めたような形になってしまい、錆が発生したのではないかと考えられます。
今回はもともと予算もみていなかった事態なのでわれわれでできるだけのことをすることにしました。
●どれだけさびを落とすかが肝心
この工事で最も大事なことはさび落としです。そして最もしんどい作業でもありました。
革スキやさび落としを使って擦ってひたすらさびを落とします。
さびが飛び散るので完全防備で戦闘開始!
それからさび止め塗料を塗って乾燥させます。
●溶剤の種類に注意!
さび止め塗料にも種類があるので、屋内なのか屋外なのかなど用途別に使い分けましょう。
今回は油性系のさび止めを使いました。
そして今度はウレタン樹脂系の溶剤形耐水糊を使ってシートを張りました。
水分を含んでいない糊であっても、溶剤の種類によってはさび止め塗料が溶けてしまうので、そのあたりも十分に注意しましょう。
イヤあ、やはりリフォーム工事をしていくには幅広い知識が必要だと実感しましたー。
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