壁紙職人としてもっとも会得するのに時間がかかる作業、それが下地パテ処理だと言えると思いますが、今回そんなパテ処理について勉強するべく、パテのメーカー「㈱ニットー」さんのパテ講習会に参加しました。
(今回は職人でない方には面白くない記事で申し訳ありません)
【パテ講習の会場となった丸亀市生涯学習センター】
●中国内装仕上技能士会が主催
今回この講習会を開催してくれたのは「中国内装仕上技能士会」です。
内装仕上技能士会は職人による技術と知識向上を目的にした団体で今回は副会長の新田さんと春名さんが運営を取り仕切ってやってくれました。
【独自の仕事術まで教えてくれる新田さん】
【今回のためにたくさんの準備をしてくれた春名さん】
●午前中は座学
パテ処理は壁紙を張る前に壁の凹凸を無くすために塗って削ってフラットなカベを作る作業です。
普段わたしたちは経験に基づいて自分なりのベストと思われる方法でパテ作業をしていますが、今回パテのメーカーさんがパテに関する科学的な知識や製造方法などを座学で教えてくれました。
【ニットーさんが開発した工具も紹介】
皆さんいつも使っているものだけどニットーさんから改めて説明を受けたことで、「そういうことだったのか!」という気付きがたくさんあったようです。
経験豊富な職人にしかわからないマニアックな質問も飛び交いました。
●午後はパテ実験
お弁当を食べて昼からはたくさんの種類のパテ、いろんな施工方法を使った場合のパテの強度の実験をしました。
(なんとお弁当も準備してくれていました!)
パテの強度が弱いと目地割れ(天井や壁にひびが入ってくること)が発生しやすくなります。
誰もが参加して大変盛り上がっていました。
とことんパテ補強した場合は壁が割れてもパテ部分は割れないという結果がでました。
これは「張り起こし実験」で、パテの引っ張られ強度を実験しています。
添加材をパテに混ぜることでパテが下地から剥離しにくいことが実験によって証明されました。
参加した皆さん大変ご満足の様子でした。
●おまけもいただきました
今回はお弁当や実際に実験で使ったパテ、その他工具などもプレゼントいただきましたが
それだけでなく、
ニットーさんネーム入りヤッケ、
今回の講習会のために特別に作った「プレミアムパテベラ5寸」までいただきました!
次の現場仕事のパテ作業が盛り上がったことは言うまでもありません!
技能士会のみなさま、㈱ニットーのみなさま本当にありがとうございました。
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