和風インテリア好きにはたまらない！浮世絵壁紙歌舞伎者

てやんでえ、べらぼうめ！

江戸時代の文化は知れば知るほど面白いことばかり。

今回のお客様はまさに現代を生きる傾奇者！

華やかでゴージャスな和風貸衣裳やさんのスタジオを小粋にリフォームしました。

今回の工事はに行われたものです。

久屋さんはまだまだ立ち上げて間もないベンチャー企業ですが、人気が出すぎて業務拡大のためにリフォームをすることになりました。

一般な貸衣装屋さんとこの久屋さんが違うのはオーダーメイドで自分好みの衣装を作ってくれることではないでしょうか。

勝手に例えるならば成人式向けのコスプレ衣装屋さんといったところでしょうか。

成人式前の若者たちへの人気はすさまじく、創業２年目の成人式のオーダーは紹介客だけですぐに埋まってしまったといっていました。

●自宅のリビングを幼稚園のようにしたい

当初マンション引き渡し時には以下の写真のように、壁も天井も真っ白、ドアも木目で統一というどこにでもあるものでした。

縦の木目ではなくあえて横の木目のドアにした、という些細なことがかっこいいのかどうかわたしにはわかりませんが、Kさんはこの本当は木ではない木目のフェイクが気に入らないらしくて、自分が本来好きなビビットな色合いをリビング中に満載したいとのことでした。

Kさんには小さなお子様がいるわけではありませんが、自分の好みに正直でこのクリエイティビティを刺激する自由な発想が私はいいと思います。

まずはドアをサンゲツ社製の化粧フィルムを張ってみました。

奥のドアも緑のシートを同様に張っています。

そして壁紙もカラフルにチェンジ！

いかがだったでしょうか？

個性という言葉で説明するこという自体がありきたりな表現ではありますが、もともと人は育った家庭、体質、性別、人種、宗教、文化などがバラバラです。

建築の中でも特に住空間の装飾性に特化した我々インテリアリフォーム業者はもっと自由で柔軟な発想を持ち、その人の持つ美意識を理解する審美眼を磨かないといけませんね。

真っ白の天井壁、ところどころモノトーンでまとめればなんかかっこよく見えますね、とかいう安っぽいデザイン性では今後通用しなくなっていくでしょう。