今回は機能性壁紙を選んでみようかと思っているお客さんにとってはぜひ知っておいてほしい知識です。
先ず初めに一口に機能性壁紙と言っても壁紙工業会認定の機能性とそうではなく各メーカー独自に制定した機能性があるということを知っておきましょう。
壁紙工業会とは何かというと、消費者の皆様が安心して壁紙を選べるように安全性、機能性を検査して規格を制定している団体で、日本の主だった壁紙メーカーはすべてこの会の会員および賛助会員になっています。
実は今ではたくさんの機能性壁紙があるものの、この壁紙工業会が認定している機能性は以下の4種類だけです。
①汚れ防止
②表面強化
③防カビ
④抗菌
以上の4つです。この4つについては実験結果から1級~5級までのランクを設定して正式に認定しているようです。(5級が最高ランク)
つまり、壁紙のメーカーが違っていても、4級の表面強化よりは5級のほうが強いことが比較対象できますね。
3級以下になると表面強化とは認定されません。
もちろん各メーカーが独自に認定している壁紙の機能性が嘘ではないとは思いますが、実際生活するうえでどのくらいの効果があるかについては統一した基準はないということです。
こうした機能性の基本的な知識を持っておくことは、壁紙選びをする上で知っておいて損はないと思います。
例えば吸放湿という壁紙があり、湿気を吸う性質があるにしても「一般の壁紙に比べれば」ということであり、厚さわずか1mmあるかどうかの壁紙が発揮する機能性としては限界があります。
個人的にはマイナスイオン壁紙などはマイナスイオン商品ブームに乗っかってできた商品のような気がしていて、マイナスイオンの科学的な効果すら不確かとの声もあります。
ただ新規に抗菌壁紙の規格を制定し、2004年9月1日から実施されたのを最後に機能性壁紙の新しい機能は制定されていないので、各メーカーがオリジナル商品を開発しようとしている流れもあるのかもしれません。
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