最近の新築マンションはモダンでシックでまるでホテルのような高級感があります。
セキュリティ面でも安心だしペットOKのところや時間帯によって楽器演奏OKのところなど多様性があるところも多いようです。
しかし、インテリアの面では可もなく不可もない個性のない状態(おっと!)での販売が一般的なようです。
今回内装リフォームをご依頼いただいた香川県仲多度郡宇多津町にお住いのKさまは、新築マンションを買ったもののインテリアをもっと自分の世界観にしたくて、弊社に依頼をしてきてくださいました。
このブログを書いた人:リョーゾー社長
●内装工事職人歴20年、一級壁装技能士、ライティングコーディネーター資格者、3Dマイホームデザイナー操作技能者
●新築マンションオプション工事
今回のK様のように新築マンションを購入直後に自分の好みのインテリアにリフォームしなおす工事のことを「オプション工事」というようです。
マンション住まいの世帯の多い都市部では珍しくないかもしれないこうした工事も香川県では最近になって聞くようになったように思います。
確かに全面真白の壁にありきたりのパーツを使った内装では現代の入居者さんのニーズを満たすことはできません。
この部分においてはインテリアに携わる者としては素敵なインテリア空間が増えるという意味で賛成です。
しかし、一度も使われないまま壊される内装のために使う無駄な資源とお金、発生する大量のごみについてはもっといい方法があるのではないかと思ってしまいます。(もちろんお客さんの問題というよりは新築マンションビジネス全体の仕組みの話です。)
●自宅のリビングを幼稚園のようにしたい
さてそれでは今回の工事の内容をブログ公開したいと思います。
当初マンション引き渡し時には以下の写真のように、壁も天井も真っ白、ドアも木目で統一というどこにでもあるものでした。
縦の木目ではなくあえて横の木目のドアにした、という些細なことがかっこいいのかどうかわたしにはわかりませんが、Kさんはこの本当は木ではない木目のフェイクが気に入らないらしくて、自分が本来好きなビビットな色合いをリビング中に満載したいとのことでした。
Kさん「部屋を幼稚園のようにしたいんです!」
Kさんには小さなお子様がいるわけではありませんが、自分の好みに正直でこのクリエイティビティを刺激する自由な発想が私はいいと思います。
まずはドアをサンゲツ社製の化粧フィルムを張ってみました。
奥のドアも緑のシートを同様に張っています。
そして壁紙もカラフルにチェンジ!
当初マンション引き渡し時の内装からすると全くイメージが変わりましたね。
いかがだったでしょうか?
個性という言葉で説明するこという自体がありきたりな表現ではありますが、もともと人は育った家庭、体質、性別、人種、宗教、文化などがバラバラです。
建築の中でも特に住空間の装飾性に特化した我々インテリアリフォーム業者はもっと自由で柔軟な発想を持ち、その人の持つ美意識を理解する審美眼を磨かないといけませんね。
真っ白の天井壁、ところどころモノトーンでまとめればなんかかっこよく見えますね、とかいう安っぽいデザイン性では今後通用しなくなっていくでしょう。
↓内装のご相談はこちら
↓せめて「いいね!」お願いします。
プロファイル:
小山良造 1976年2月17日生まれ
●芸術的職人集団、㈱R.Life代表取締役。
●壁紙の職人として起業したのち内装全般を彩る職人として活躍中。
●日々の活動やホテルの内装、重要文化財の建築を見て回ったり、海外の展示会に足を運んだりしたインテリアブログも好評。
●ちょっとした国際通。
●アウトドアスポーツが趣味。
0120-6969-33