「柱の傷はおととしの、五月五日の背比べー。」
子供の成長は親の楽しみですが、その子供も40歳を超えて中年と呼ばれるようになってくると、柱の傷と汚れはただの落書きに過ぎなくなってしまいます。
今回はそんな和室の柱に残る、懐かしいような傷や落書きの簡単な落とし方について紹介します。
このブログを書いた人:リョーゾー社長
●内装工事職人歴20年、一級壁装技能士、ライティングコーディネーター資格者、3Dマイホームデザイナー操作技能者
まずは下の写真をご覧ください。
小さなお子さんの身長を測った形跡がありますね。
こちらの柱はすでに何のシールかわからなくなったシールが無残に張られて朽ちています。
これらが拭いても拭いてもとれないんですよね。
さらにアップで見るともはや子供の仕業だけでなく家族総出で手あかをつけてきた形跡が見られます。
今回のお客さんは昭和51年に家を建てたときからの汚れが蓄積しています。
な、なんとリョーゾー社長の生まれた年と同じではないですか!
この柱の背比べをしたときのお子さんもすっかり中年になってしまっていることでしょう。
さてそれでは始めたいと思いますが、準備するものはたった一つ、サンドペーパーのみです。
私はプロらしく電動サンダを使いましたがなければ地道に手でこすっても構いません。
ようするに汚れも傷も削り落としてしまうという戦法です。
ではやってみましょう!
おお!あっという間に手あかも傷も取れていきます!
どうでしょう?いとも簡単にきれいになりました。
おまけに表面はつるつるでなめらかです。
色も削った柱だけ白っぽく新しいかのようになってしまいますが、木材が日に焼けてくるほどになじんでくるはずです。
今回はとても実用的な豆知識だったのではないでしょうか?
ちなみに私は子供のころから背がクラスで一番低く、背比べの傷を苦々しく眺めては「これ、柱が成長してんじゃねーの!?」と思っていたものです。
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プロファイル:
小山良造 1976年2月17日生まれ
●芸術的職人集団、㈱R.Life代表取締役。
●壁紙の職人として起業したのち内装全般を彩る職人として活躍中。
●日々の活動やホテルの内装、重要文化財の建築を見て回ったり、海外の展示会に足を運んだりしたインテリアブログも好評。
●ちょっとした国際通。
●アウトドアスポーツが趣味。
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