みなさん、ふすまと言えば古臭いものと思い込んでませんか?
先日岡山市でふすまアーティストの岸本社長にお会いしてきました。
岸本社長は大変面白い活動や考え方をしていたので、今回はその時のインタビューを紹介したいとおもいます。
●fusumart 岸本社長の主な活動
2012年 く和とろ・パロ展 茶室展示(新宿高島屋)
2013年 瀬戸内国際芸術祭「犬島楽茶」 移動式茶室&リヤカー茶室出展(香川県犬島)
2014年 備前大茶会で人気漫画の「へうげもの茶室」出展
2015年 ニッポニアニッポン茶室・リヤカー茶室展示(浅草丸ごとニッポン)その他
2016年 JAZZ美術「ユニゾジパング」アート屏風発表(横浜市AB Smile)
2017年 手塚治虫×伝統工芸展 アート屏風販売(新宿伊勢丹)その他
また現在RSKラジオ「あもーれ!マッタリーノ」リフォームdeマッタリーノにも出演。
2019年5月にお披露目予定の高野山準別格本山・恵光院にアートな屏風のユニゾジパング納品。
など、アーティストとしても精力的に活動中。
●日本のインテリアの幅を広げたい
「今の建築においては和室のリフォームというものはないんです。
洋室や居間なんかはおしゃれな空間としてデザインしなおしたりしますが、和室においてはふすまや畳や塗り壁の修理、つまりメンテナンス、という感覚でしかないんです。
傷んできたから直すというだけでしかないからだんだん和室から洋室に変えたいという安易な発想になるんだと思います。」
言われてみれば確かにその通りだと感じます。
「一般的にですが大半の設計士さんの作った建築はおしゃれには見えますが、個性に乏しくてどの設計士さんがデザインしたかわからない『設計士風住宅』になってます。
そしてたいていは色を使うのが苦手で配色もシンプルになり、日本の建築の良さを活かすことができていないと思います。」
さらに岸本社長は自由に発想を広げていきます。
「畳を敷いているから和室、という考えではなくて和室という概念自体をなくしたらいいんです。
和室も洋室もなく、新しい空間として和の良さを取り入れていく、そんなイメージでやっています。」
やはりアーティストというのは問題提起が鋭いですね。
●アトリエ紹介
岸本社長のアトリエも見させていただきました。
もともと美術大学を出た岸本社長。
パソコンで画像を加工しています。
デジタルプリントの機械。思考錯誤の末、デジプリ専用の和紙に行きついたそうです。
スタッフさんも仕事を楽しんでいるご様子でした。
インパクトの強い「MOON」のふすま絵が衝立として飾られていました。
その前でツーショット写真。
岸本社長は、備前焼作家 六姓窯元桃蹊堂 18代目の木村英昭さん、
ユニゾグラファーのCa37さん
(子供こそが社会を支えている、という気づきを元に子供の落書きを集めてアート作品をつくり、世界で活躍している。アートを活かして子供の教育、生活支援のチャリティなどにも取り組んでいる。)など、
いろんな芸術家たちとも共同して活動しています。
●R.Lifeでもどうぞ
そしてなんと岸本社長の好意により、弊社でもfusumartのアートふすまを取り扱えるようになりました!
芸術的ふすま↓
香川の皆さんも芸術的ふすまが欲しくなったらぜひR.Lifeまでお問合せください。
今回インタビューした中で岸本社長とも価値観が似ているなと思ったのは、日本のインテリアは欧米のトレンドを追うばかりで個性やアイデンティティを持っていないと感じているところでした。
美意識というものは結構簡単に刷り込みによってつくられてしまうので、「美」も疑ってみることが大事ではないでしょうか。
0120-6969-33
内装リフォーム(クロス張り替え、クッションフロア張り替え、カーテン、ブラインド、ジュータン張り替え)
インテリアの相談、お気軽に→ 芸術的職人集団 R.Life -アールライフ-