10/21(土)、徳島市の㈱新居伝で開かれたカーテンセミナーに行ってきました。
今回は講師として、インテリア総合商社最大手の㈱サンゲツから営業課の
坂さんと西佳美さんがきてくれていました。
第1部では”窓装飾の役割・効果”と題しましてカーテンについての基礎知識を、
第2部では”既製カーテンとオーダーカーテン比較”と題しまして、
量販店の格安カーテンとオーダーメイドのカーテンの違いについて、
第3部では”商談から納め仕事までの正確・確実な進め方”と題しまして、
カーテンの測り方や見積もりの仕方について講義をしてくださいました。
(ただし、時間の関係上第3部については大きく割愛されてしまいましたが。)
われわれのホームページでは特に一般のお客様にとって有益であると
思われることをピックアップしてみたいと思います。
●量産カーテンとオーダーカーテンの違い
カーテンは意外に高い買い物なので、最近のお客さんは
量販店の規格品などの安いカーテンを選ぶ人が増えました。
われわれが取り扱っているのはオーダーカーテンですが、
このオーダーカーテンと既製カーテンの値段の差はどこから
来るのでしょうか?
㈱サンゲツさんが一見よく似た2つの生地のカーテンを持ってきて説明してくれました。
【既製カーテンとオーダーカーテンが吊るされている】
まず初めにわたしが断っておきたいことは、
今回のセミナーは当然インテリア商社のセミナーなので
量販店やネット通販の格安カーテンよりもオーダーカーテンの
良さを伝えていこうという意味合いが強いということです。
お客さんにはそれぞれのふところ事情があるので、ひとくくりに
オーダーカーテンを勧めることがベストというふうには思いません。
ですが、現状では既製カーテンには値段相応の品質差があり、
ちゃんとしたクオリティのものを選びたい方にとってその違いを
知らないことは損失だと思うので、とりあげました。また、
すべての既製カーテンを調べたわけではないので、以下のような
場合があるという認識でお願いします。
①カーテンウェイトが入っているかどうか
【オーダーカーテンでは上の写真ように裾の部分にウェイトが入っている】
ウェイトが入っているとカーテンのひだを美しく整える働きがあります。
オーダーカーテンにはウェイトが入っています。
②タッセルの芯があるかどうか。
タッセルとはカーテンを束ねて止める帯ですが、
量産品のものは芯が入ってないためペラペラでした。
③芯地部分の縫製がきっちりされているかどうか
【赤のオーダーカーテンはもれなく縫製されているが量産品は要所しか縫製していない】
カーテンフックを支える上部の折り返し部分を芯地
といいますが、この部分だけでなく裾も3つ折りではなく
2つ折りだったり、縫製に関してはコストを抑えるために
極力手間を省いています。生地を節約するために芯地と
裾の折り返し部分も短くなっています。
④ひだの縫製が違う
【写真のように赤のオーダーカーテンのひだは丁寧に縫われている。】
⑤種類の多さ
凝ったものや素材にこだわったものはオーダーカーテン
でなければ選べないものが多い。
以上の5点が大きく違うのではないでしょうか。
●リーズナブルなオーダーカーテン
最後に、オーダーカーテンを選びたいけど高いものは
選べないし、生地によってその都度金額見積もりをして
悩むのも面倒だ、という方のためにカーテンカタログを
一つ取り上げてみたいと思います。2017年7月にリリース
されたばかりの㈱サンゲツのカタログ、
シンプルオーダーvol.1はドレープカーテンと
レースカーテンをそれぞれ“ワンプライス”で価格設定し、
安心して選びやすい構成としたオーダーカーテンの見本帳です。
これならどの生地を選んでも見積金額が同じなので、
気にせず選べますね。