同じ間取りを使って、天井、壁、床、家具等インテリアを変えることでどのくらい印象の違う部屋になるかという実験的企画の3Dシリーズ、前回は銀河を思わせる壁紙を使って部屋をアレンジしてみました。
「↓前回のイメージ」
ところで私には以前からチャレンジしてみたいことがありましてそれが、真っ赤の壁紙をセンス良く使って部屋をデザインしてみたいということでした。
そこで今回は赤という色をテーマに3Dデザインを作ってみたいと思います。
●赤はタブーなのか
実は以前から不思議に思うことがありまして、それは「天井や壁の配色にはなぜ赤は避けられるのか」です。
個人の住宅のリフォームに関わって約20年が経ちますが、経験則で言って壁紙として使われる色で最も少ないのが赤ではないかと思います。
(中国なんかでは赤が好まれており、インテリアにも使われているイメージがありますが実際はどうなんでしょうか?)
このことに対して自分なりに一つの仮説を立ててみました。それは、
「赤はコーディネートが難しいから、もしくは難しそうと思われているからではないか」
ということです。要するにたとえ赤が大好きな人であっても印象の強い色である赤はうまく使わないと落ち着きのない部屋になりかねない、という怖さがあって使えないのではないか、という仮説です。
これが本当だとすると、3Dインテリアデザインの力によって「使い方次第で赤い壁もいいかも!」って思ってもらえるのではないか。
これが今回のデザインの主旨です。
●赤い壁紙自体のデザインが少ない気がする
しかしあらためて探してみると、赤を基調にした壁紙自体がそんなに多くありません。
そんな中選んだのがこの壁紙。無地の赤はたくさんあるのですが、ここはやはり模様の入ったものを選びたいと思いました。
天井には無地の赤い壁紙を選び、壁のメインの壁紙をBB1720で選んでみました。
床をタイルカーペットにしていろんな種類を入れ替えてみましたが、確かにちょっと赤が強くて落ち着かない感じもします。
そこで天井は赤をやめて白に、床のカーペットもあっさりとしたものにしました。
窓にはカーテンではなくシンプルなブラインドを取り付け、
最終的に出来上がったのがこのデザイン。
家具類なんかもシンプルなシェイプのものにしてみました。
夜はこのようにさらに落ち着いた雰囲気になります。
●ちょっとだけ色彩をかえてみた
さて床も白っぽいもの、天井も白っぽいもの、廻り縁や巾木や建具なんかも白っぽいものではおもしろくないのでちょっとアレンジ加えてみました。
壁の上部を黒にしてみました。これだけで結構印象が違います。引き締まった感じがしませんか?
ちょっと楽譜やギターやオーディオを置いてみました。
夜はやはりこのように落ち着いた雰囲気になります。
赤い壁紙を使ったデザイン、いかがだったでしょうか?
確かに赤を取り入れる場合、壁紙のカタログとサンプルだけを見てデザインするのは難しいかもしれないと感じました。
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